新潟県教育委員会は22日、下越地方の高校3年生の女子生徒と2人でドライブし、抱きしめてキスをしているプリントシールを撮影したとして、担任だった30代男性教諭を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。約6年後にシールが見つかり発覚した。

 県教委によると、男性教諭は2013年3月28日、有給休暇を取り、当時担任をしていた女子生徒と福島県に日帰りでドライブ。同県のデパートでプリントシールを撮影する際に生徒を抱きしめ、キスをしたという。女子生徒は春休み中だった。今年1月に同校の男性教諭の自席付近にシールが落ちているのを隣の同僚が発見。県教委の調査に本人や生徒らが事実関係を認めたという。

 県教委によると教諭は既婚者。2人は交際関係になく、教諭は女子生徒の在学中、悩みの相談に乗っていた。県教委の藤井人志・高等学校教育課長は「卒業を機に、どちらかというと女子生徒が積極的に誘った。お互いドライブに行ってもいい気持ちがあった」と説明。他に同様の行為はなかったという。教諭は「県民の信頼を裏切った。女子生徒にも迷惑をかけた」と反省しているという。

https://mainichi.jp/articles/20190522/k00/00m/040/305000c