県立前橋商サッカー部で外部コーチ体罰か 至近距離からボールを蹴り顔面に当てる

 群馬県立前橋商業高校サッカー部で、外部の男性コーチが部員をゴール前に立たせ、至近距離からボールを蹴り当てる行為があったことが24日、同校への取材で明らかになった。
 顔面にボールが当たり、鼻血を出した部員もいた。
 同校や群馬県教委が体罰や不適切な指導にあたらないか調べている。

 同校と県教委によると、今月11日午前の練習で、外部コーチの男性が部員を一人ずつゴール前に立たせ、ボールを強く蹴り込んだ。
 この日は監督は不在だった。

 16日に保護者から「シュートを防ぐ練習として至近距離からボールを蹴り当てている」と同校に指摘があり、外部からの指摘で把握した県教委が同校に調査を指示した。
 外部コーチは18日から練習を外れている。根岸卓副校長は「体罰かどうかも含めて聞き取り調査を進め、冷静に対応していきたい」と話している。

 同校は全国高校サッカー選手権に11回出場した強豪校で、2016年の県高校総体では優勝した。【菊池陽南子、鈴木敦子】

毎日新聞 5/24(金) 11:34
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