タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校の生徒たちが26日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市栄町1)前で、小児がんなど病と闘う子どもを支援する募金活動を行った。本科の106期生と予科の107期生の計約80人が炎天下の中、はかま姿で支援を呼び掛けた。

 「すみれ募金」と呼ばれる毎年恒例の取り組み。募金は、医療的ケアが必要な子どもと家族のための施設を運営する「チャイルド・ケモ・サポート基金」に送られる。

 生徒たちは「がんと闘う子どもたちのためにご支援よろしくお願いします」と声を張り、協力者にスミレ科の花「ビオラ」の種を手渡した。同学校への入学を目指す奈良市の高校1年生(15)は「人を助けるいい活動。私も参加できるようになりたい」と目を輝かせた。

 この日は、約1時間半で約136万円が集まった。106期生で伊丹市出身の堀部真未さんは「温かい寄付をいただいた。少しでも力が届けばうれしい」と話し、神戸市出身の坂本芙香さんは「私の名前を覚えて声を掛けてくださった人がいたが、ぜひ(施設の)『チャイルド・ケモ・ハウス』も覚えてほしい」と話した。


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寄付を呼び掛ける宝塚音楽学校の生徒たち=宝塚市栄町1


神戸新聞NEXT 2019/5/26 14:45
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