https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/27/news079.html

首相官邸Twitter、安倍首相の漢字読み間違い報道を真っ向から否定
2019年5月27日

「報道にある漢字の読み間違いなどは、ありません」――首相官邸のTwitterが、安倍晋三首相をめぐる報道について、真っ向から否定するツイートを投稿し、注目を集めている。
[岡田有花,ITmedia]

 「報道にある漢字の読み間違いなどは、ありません」

――首相官邸のTwitterが、安倍晋三首相をめぐる報道について、真っ向から否定するツイートを投稿し、注目を集めている。首相官邸Twitterは主に、首相の動向を写真やテキストで伝えるアカウントで、報道に反論するのは異例だ。


 報道で問題視されたのは、今年4月30日、当時の天皇陛下が皇太子さまに皇位を継承した儀式「退位礼正殿の儀」での安倍首相が読んだ「国民代表の辞」の終盤の文言。

 「『天皇皇后両陛下には、末永くお健やかであらせられますことを願ってやみません』と述べるべきところ、安倍首相は「末永くお健やかであらせられますことを『願って“い”ません』と述べた。『願って已(や)みません』の『已む』を誤読したのでは」――と一部のメディアが報じ、議論になっていた。

 首相官邸Twitterはこの報道について5月24日、「漢字の読み間違いなどは、ありません」と真っ向から反論。安倍首相は、閣議決定された「国民代表の辞」をそのまま読んでおり、該当部分は「末永くお健やかであらせられますことを願って『や』みません」とひらがなで書かれていたと主張した。また、該当部分の動画も公開しており、誰でも視聴できるとアピールした。

 ただ、動画で音声を聞いてみると、「願って“い”ません」と言っているようにも聞こえるため、Twitterのリプライ欄には「漢字ではなくひらがなを読み間違えたということですね」といったリプライが多数届いている。