空に虹色の光の帯が伸びる「環水平アーク」現象が27日、大津市伊香立地域で見られた。日増しに緑が濃くなる奥比叡の山並みの上空を鮮やかな光が彩った。

 民間気象会社「日本気象」(大阪市)によると、「上層雲」と呼ばれる雲の氷の粒に、太陽の光が屈折して起こる現象という。

 同日午前11時ごろに、伊香立地域の上空に現れた。照りつける太陽の下、薄雲が浮かぶ青空に七色の帯が描かれた。

 この日は大津市で最高気温が32・9度となり、3日連続の真夏日となった。



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奥比叡の山並みの上空に現れた環水平アーク(27日午前11時5分ごろ、大津市伊香立南庄町)


京都新聞 2019年05月27日 19時39分
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