毎日新聞 2019年5月27日 14時22分(最終更新 5月27日 14時50分)
<トランプ大統領>
 今回の訪問で楽しい時間を過ごしており、天皇、皇后両陛下にお目にかかることも大変光栄だ。このご即位という大イベントに私たちを招待していただき、本当にうれしく思う。そして上皇、上皇后両陛下にも前回の訪日でお目にかかることができたが、今回も皇室の方々に親切にしていただき、大変うれしく思う。

 本日、(会談で)日本と世界のさまざまな課題について、話したいと思う。もちろん今回の訪問の主な目的は、天皇、皇后両陛下のご即位の祝福だが、これからさまざまな議題、経済、安全保障、北朝鮮について話したい。

 米日両国の同盟関係は、かつてないほど盤石なものであることをうれしく思う。お互いに両国がコミットしているということは、その基盤になっている。これから米日の貿易に関する均衡のとれていない形についても話す。

 安倍(晋三)首相からご即位について一緒に祝いましょうといわれ、それは200年ぶりの大イベントになるということであり、国賓として招待されることは大きな意味があることだ。日本の歴史はすばらしい。3500年におよぶ。日本文化と日本国民は非常にすばらしいと感じています。日本国民の勤勉さで繁栄してきたことは素晴らしいことです。

 これから私のよき友人、安倍首相と三つの話題、安全保障、貿易問題、北朝鮮について話し合う。非常にいい方向にむかっていると思う。

 北朝鮮も最近の様子を見て、よくなっていると思う。ロケットの発射や核実験などが減っており、2年前とくらべると大きな改善といえるだろう。(私が)就任したときは、いろいろな実験をしていたが、最近はなく、それはいいことだ。

 これから貿易についても話す。8月に大きな発表があると思う。米日両国にとって恩恵のある、利益のある形になるのではないか。均衡のとれていない貿易問題を迅速に解決したいと考えている。

 日本は多くの防衛装備品などを買っているが、米国がつくるものは世界一だ。日本が独占的に米国から購入することで貿易赤字の大幅な削減に貢献することは間違いない。

 今夜の晩さん会も大変楽しみにしている。皇室のお祝いで招待され、大変うれしく思う。明日、米海軍と日本の海上自衛隊の2隻に訪問することになっている。これも非常にエキサイティングになると思う。

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https://mainichi.jp/articles/20190527/k00/00m/010/097000c