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トランプ氏と天皇陛下が会見、外国元首との面会は即位後初
2019/05/27

訪日したアメリカのドナルド・トランプ大統領は27日午前、天皇陛下と会見した。5月1日の即位後、天皇陛下が外国元首と面会するのは初めて。同日午前からは安倍晋三首相との首脳会談に臨んだほか、午後には北朝鮮による拉致被害者家族と面会した。

25日から4日間の日程で国賓として来日中のトランプ大統領と妻のメラニア夫人の歓迎式典が皇居で行なわれ、夫妻は天皇、皇后両陛下から歓迎を受けた。

ロイター通信によると、トランプ大統領は皇居に入る前、天皇、皇后両陛下に軽く会釈をしたという。

式典では、陸上自衛隊の儀仗隊や、星条旗と日の丸を手に集った人々が2人を出迎えた。

トランプ大統領は26日、安倍首相夫妻との夕食会で、天皇の譲位について、「200年以上ぶりのこと」であり、「アメリカ代表として大変光栄だ」と述べていた。

天皇陛下は5月1日、父の明仁さまの退位に伴い、新天皇に即位した。天皇の譲位は202年ぶり。

天皇、皇后両陛下との会見後、両首脳は東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を行ない、貿易や北朝鮮問題について協議した。

日本にとってアメリカとの結びつきは戦略的に非常に重要だ。両国は現在、2国間貿易協定に向けた交渉をしているが、トランプ大統領は26日、交渉の「多く」は7月の参議院選挙まで待つとツイートした。
会談の冒頭、トランプ大統領は「貿易に関しては、(中略)我々は8月に両国にとって非常に良い内容を発表するつもりだ」と述べた。

両首脳はまた、北朝鮮による拉致被害者家族と面会した。
何十年にもわたる拉致問題は、北朝鮮と日本の関係に悲痛な影を落とし続けている。
北朝鮮は1970年代から1980年代にかけて、同国の工作員に対し日本語や日本の習慣を教える教育係にするため、多くの日本人を拉致した。現在、日本政府が拉致被害者として認定しているのは17人で、このほかにも拉致の可能性を排除できない事案があるとしている。

北朝鮮側は計13人の拉致を認め、2002年には5人が日本に帰国した。一方で、残りの被害者についてはすでに死亡していると主張しているが、日本政府はこの説明を受け入れていない。
安倍首相は会談後の共同記者会見で、「拉致問題は安倍内閣における最重要課題」であると強調した。また、拉致被害者家族はトランプ大統領の訪日を「感謝」していたと付け加えた。
(リンク先に続きあり)

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