纒向勝山古墳で竹やぶ火災 奈良・桜井
産經新聞 2019.5.28 07:36
https://www.sankei.com/affairs/news/190528/afr1905280005-n1.html

 27日午前11時5分ごろ、奈良県桜井市東田の纒向(まきむく)勝山古墳で雑草火災があり、
墳丘南東側斜面に生えている竹やぶなど約250平方メートルが焼けた。けが人はいなかった。
桜井市教委によると、古墳自体への影響もなかったという。

 桜井署によると、古墳の東側に隣接する畑で、男性(79)が刈り取った枯れ草を燃やしていたところ、
風にあおられて周囲に燃え移ったという。火は約1時間10分後に消し止められた。

 この火事で、古墳の南側にある桜井市立纒向小学校では授業を一時中断し、全校児童約150人が運動場に避難。
安全が確認できたため、同11時40分ごろに校舎に戻ったという。

 桜井市教委によると、纒向勝山古墳は3世紀ごろに造られた国内最古級の前方後円墳で、全長は約115メートル。
墳丘を囲む周濠からは約200点の木製品が見つかっている。

◇ 火災のあった纒向勝山古墳=27日、奈良県桜井市(鳥越瑞絵撮影)
https://www.sankei.com/images/news/190528/afr1905280005-p1.jpg