会社員刺殺事件で無罪判決 横浜地裁
産經新聞 2019.5.31 12:25
https://www.sankei.com/affairs/news/190531/afr1905310011-n1.html

 相模原市の路上で平成29年12月、面識のない会社員、松岡隆行さん=当時(60)=を刺殺したとして、
殺人罪に問われた無職、大石明彦被告(41)の裁判員裁判で、横浜地裁(田村政喜裁判長)は31日、
無罪判決を言い渡した。求刑は懲役18年。

 公判で検察側は、大石被告の眼鏡やたばこの箱が現場に落ちており、
自宅アパートの駐輪場に被害者の血が付いた自転車があったことなどから「犯人なのは明らか」と指摘。
弁護側は「直接証拠はなく、別の真犯人を十分推測できる」と無罪を主張していた。

 起訴状によると、大石被告は29年12月12日夜、相模原市南区の路上で帰宅途中の松岡さんを
自転車で追い抜く際にトラブルとなり、殴り合いの後、持っていた刃物で胸や腹などを刺して殺害したとしている。