ソニーはAI=人工知能などの先端分野で高い能力を持つ新入社員の給与を最大で2割増やすことになりました。先端分野に強い人材の獲得競争が激しくなる中で、優秀な人材を囲い込むのがねらいです。

ソニーによりますと、ことし春に入社した新入社員およそ400人のうち、AIやロボットなどの先端分野で高い能力を持っている人材について、年間の給与を最大で2割増やすということです。

ソニーでは仕事の役割に応じた等級制度を導入していますが、優秀な人材にはこれまでよりも前倒しして等級を与えるようにするということです。

会社では大学院卒の専門知識を持った新入社員を念頭に置いていて、これまでおよそ600万円だった院卒の初年度の給与はこれまでより最大で2割増えて、およそ730万円となるチャンスがあるということです。

先端分野に強い人材をめぐっては世界的に獲得競争が激しくなっていて、給与面の待遇をよくすることで優秀な人材を囲い込むねらいがあり、こうした動きがほかの企業にも広がるか注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004