◆ 沖縄防衛局「工事とジュゴンの死 直接関係ない」

ことし3月に今帰仁村沖で死んだ状態でみつかったジュゴンについて、沖縄防衛局は普天間基地の移設工事と死因に「直接関係はない」という考えを示しました。
普天間基地の辺野古移設をめぐり沖縄防衛局は3日、工事による環境への影響を検証する専門家委員会を那覇市で開きました。

この中で沖縄防衛局の担当者はことし3月に今帰仁村沖で死んだ状態で見つかったジュゴンについて、発見される4日前に鳴き声が確認されていたことからその間に死んだ可能性が高いと報告しました。
また、同じ時期に埋め立て工事に関わった土砂運搬船7隻が、死んだジュゴンが生息していたとみられる海域から10キロ以上離れて航行していたなどとして「工事と死因に直接の関係はない」と説明しました。

死んだジュゴンは今後、県や環境省によって詳しい死因の特定が行われる予定ですが、委員会では現在行方不明となっている残りのジュゴンについても引き続き調査を行う方針です。

2019/6/3(月) 19:18 RBC琉球放送
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00010003-rbc-oki