中国では日本の海上自衛隊の実力は高く評価されている。中国メディアの今日頭条はこのほど、海上自衛隊の実力はアジア一であると伝えつつ、もし海上自衛隊がロシア海軍と戦った場合の勝敗の行方について考察する記事を掲載した。

 記事は、1954年に組織された海上自衛隊は「世界で最も現代化が進んだ組織」であることを強調し、保有する艦艇や武器の水準は世界的に見ても5本の指に入ると主張。
ロシア海軍は近年、実力の低下が噂されるとしたうえで、海上自衛隊とロシア海軍を比較した場合、どちらが強いのだろうかと疑問を投げかけた。

 続けて、ロシア海軍の水上戦闘艦の実力は確かに日本に遠く及ばないのが現状だと伝え、海上自衛隊は容易にロシア海軍の水上戦闘艦を打ち破ることができるだろうと主張。
ロシアに比べ、海上自衛隊の強みは「こんごう型護衛艦」や「あたご型護衛艦」など最新の武器やイージスシステムを搭載した艦隊が複数存在することだと指摘する一方、ロシア海軍の水上戦闘艦は武器系統も電子設備も時代遅れであると論じた。

 だが、水面下となると話は変わってくると指摘し、なぜならロシアは原子力潜水艦を保有しているためであり、海中での戦闘となればロシアがはるかに有利な状況にあると論じた。
日本には「あさしお型潜水艦」や「そうりゅう型潜水艦」などの先進的な潜水艦が複数配備されており、強大な作戦能力を持つのは事実としながらも、日本の潜水艦はいずれも通常動力型だと強調。
ロシアは原子力潜水艦と通常動力型をあわせて30隻以上も保有していると強調し、この実力は決して軽視することはできないと強調した。

 ロシア海軍の最大の弱点は広範な海域を守らざるを得ないために各艦隊が分散していることであり、短時間で戦力を集中させることが難しいことだと指摘する一方、
ロシア海軍と海上自衛隊にはそれぞれの強みがあるため、一概に「どちらが強い」とは言いにくいと論じた。

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