天神コア、来年3月末で営業終了 「名残惜しんで」最終日は"24時閉店"

 西日本鉄道は13日、福岡市・天神で運営する商業施設「天神コア」の営業を
来年3月31日に終了すると正式発表した。倉富純男社長は記者会見で、
最終日の営業時間について「皆さんに名残を惜しんでもらうため」として
翌4月1日午前0時まで延長する意向を示した。

 天神コアは1976年に開業した若者向けファッションビル。現在は飲食フロア
(7階)が午後10時半まで、その他の衣料品フロア(8階、6階〜地下2階)は
午後8時まで営業している。倉富社長は40年以上営業してきた歴史を
「昭和、平成と共に歩んできた。まさに天神の発展の“コア(核)”だった」と
振り返った。

 西鉄は本社が入っていた福岡ビルと隣接する天神コア、「天神ビブレ」の
3棟を一体開発し、商業やオフィスで構成する複合ビルを2024年春に開業させる
構想を掲げる。一方、天神コアのブランド名は後継となる施設に残し、
天神や周辺で展開する方向で検討している。


毎日新聞【浅川大樹】(2019年6月13日 19時54分、最終更新 6月13日 19時54分)
https://mainichi.jp/articles/20190613/k00/00m/020/254000c