「意図はなかった」 当て逃げ身代わり容疑、谷口県議が釈明

 4月の兵庫県議選期間中に車で当て逃げし、代わりに弟を出頭させたとして
道交法違反容疑などで書類送検された谷口俊介県議(41)=神戸市西区選出=が
13日、報道各社の取材に応じ、「身代わり出頭させる意図はなく、
簡単な事故受け付けでいいと安易に考えていた」と釈明した。
谷口氏が事件について説明するのは初めて。

 谷口氏は4月2日朝、神戸市西区のスーパーの駐車場出入り口にある
開閉式バーに車を接触させたが、そのまま逃げ、自身の代わりに弟を出頭させた
疑いが持たれている。兵庫県警は道交法違反(当て逃げ)と犯人隠避教唆容疑で
書類送検した。

 谷口氏は当て逃げ容疑について「車に傷もなく、開閉バーも動いていたので
そのまま発進した」と説明。犯人隠避教唆容疑については「警察から出頭要請が
あった後、弟から『僕が行くわ』と提案があり、簡単な事故報告でいいと思って
任せた。(自分が運転していたのを)隠そうという意図はなかった」と述べた。

 辞職の意思がないことを示し、「今回のことを猛省し、今まで以上に
県民のために尽くしたい」と謝罪した。(前川茂之)


神戸新聞NEXT(2019/6/13 21:20)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/0012422829.shtml

兵庫県議の谷口俊介氏
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/img/b_12422830.jpg