https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190615/k10011953841000.html

香港で容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案に対し、
市民の大規模な抗議活動が相次いだことを受けて、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は会見し、
条例の改正案の審議を当面、延期する考えを示しました。

香港では条例の改正案をめぐって今月9日には主催者の発表で、103万人の市民が参加した
デモが行われるなど抗議活動が相次ぎ、16日も再び大規模なデモが予定されています。

これに対し、香港政府はあくまでも条例改正を進める方針を重ねて明らかにしていましたが、
林鄭長官は会見し、審議を当面延期する方針を示しました。香港政府としては混乱を収拾したいと
判断したものとみられます。