06月17日 16時20分

県内で農業の担い手が不足し、農作業の効率化が大きな課題となるなか、五所川原市の農林高校で、生徒たちが大型トラクターの操作を体験する講習会が開かれました。

この講習会は、農業を学ぶ高校生たちに大型トラクターを使った効率的な農作業を体験してもらおうと、五所川原農林高校で行われ、2年生と3年生あわせて65人が参加しました。
はじめに農業機械メーカーの担当者が、県内では農家の戸数が減る一方で、大型トラクターの導入などによって、1戸あたりの耕作面積は増加傾向にあることなどを説明しました。
続いて、生徒たちはメーカーの担当者とトラクターの運転席に乗り込み、操作方法の説明を受けた後、実際に100メートルほど動かしていました。

県によりますと、県内の農業就業人口は平成27年の時点で6万4746人と、20年前の平成7年と比べておよそ半分になっていて、担い手不足が深刻化する中、農作業の効率化が喫緊の課題となっています。

実家が農家の3年生の男子生徒は、「最初は少し怖かったですが、思った以上に簡単に動かすことができました。自分が家を継いだら、大型の機械を取り入れ、効率的に生産していきたいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190617/6080005119.html