財政制度等審議会が麻生財務相に提出した意見書で、原案には盛り込まれていた「年金給付水準が低くなると見込まれる」という文言が削られていたことがわかった。

財政審は19日、麻生大臣に「令和時代の財政の在り方に関する建議」と題した意見書を提出した。

6月6日に開かれた会合で示された原案には、「将来世代の基礎年金給付水準が、2004年(平成16年)改正時の想定よりも低くなることが見込まれている」といった文言が盛り込まれていたということだが、提出された意見書には入っていない。

夫婦で95歳まで長生きすると、さらに2,000万円が必要などとする金融審議会ワーキンググループの報告書の受け取りを、麻生大臣が拒否したことなどが影響したとみられ、財務省は「事務局として、お答えできる立場にない」とコメントしている。

6/20(木) 22:20
フジテレビ系(FNN)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190620-00419548-fnn-bus_all
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20190620-00419548-fnn-000-thumb.jpg