ホンダは6月20日、軽乗用車『N-BOXスラッシュ』の電動パーキングブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象となるのは2014年12月8日〜2018年12月14日に製造された4万3419台。

今回、電動パーキングブレーキアクチュエータ内部ギヤ潤滑用のグリス塗布量およびグリス溜まり部容積の設定が不適切であったことが判明。上り坂での走行や停車を繰り返すと、溜まり部に溜まったグリスのオイル成分がモータ内部に侵入し、モータ内の摩耗粉と混ざり、導電性のある異物が生成されることがある。そのため、そのままの状態で使用すると、異物がモータターミナルに付着し、モータ回路がショート。警告灯が点灯するとともに駐車ブレーキが作動しなくなる、または、解除できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、左右電動パーキングブレーキアクチュエータを対策品と交換する。

不具合は50件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

2019年6月20日(木)17時21分
https://response.jp/article/2019/06/20/323656.html
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