米大学生が爆心地VRを体験

 アメリカの大学生が福山市の高校を訪れ、被爆前後の爆心地を再現したVR=バーチャルリアリティーを体験しました。

 福山工業高校を訪れたのは、アメリカのテキサス大学オースティン校の学生ら45人です。

 福山工業高校計算技術研究部の生徒は2年半前から被爆前後の爆心地付近を再現したVRの制作に取り組んでいます。

 アメリカの学生らは制作の経緯について説明を受けた後、実際にVRを体験しました。

 5分間の体験のうち前半は被爆前の爆心地付近の街並み、後半は被爆後の惨状を再現した内容です。

 学生らはサマースクールの一環で先月末に来日し、17日から広島を訪れおととい、平和公園や原爆資料館を見学しました。

 (学生 訳)
「多くの人に見てほしいし、これを見ることで広島で何が起こったかがわかると思う」

 (学生 訳)
「何か起こったかがよく分かるので、よくできていると思う」

 (福山工業高校 計算技術研究部 松浦七海王部長)
「VRで作った被爆前後の世界を見たという体験をもとに感想を伝え、いかに原子爆弾が恐ろしいものかを伝えてもらえたらと思う」

 高校では今後も海外の学生から体験の要望があれば応えていきたいとしています。

※ソースに動画あります
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-00311000-rccv-l34
6/20(木) 13:23配信 RCC中国放送