24日午後10時半ごろ、名古屋市北区西味鋺(にしあじま)1の路上で「道路で誰かが刃物で刺している。人が血だらけで倒れている」と通行人から110番があった。40代くらいの男性2人が血を流して倒れており、病院に搬送されたが2人とも死亡。2人を刺したとみられる男は現場から徒歩で逃走したが、愛知県警北署は現場近くで男の身柄を確保し、殺人容疑で事情を聴いている。

 北署などによると、男性2人は交差点付近で腹から血を流して倒れていた。現場付近にいた人たちが、男性らが大声でもめている声を聞いたという。

 現場はマンションが建ち並ぶ住宅街の一角。近くに住む女性(46)は「逃げた男は細身で背が高く、短髪だった。白っぽい服にすごい返り血を浴びていた」と話した。女性の夫が倒れている男性に「刺したのは知らない男か」と尋ねると、男性はうなずいたという。

 また、別の住民女性(52)は「男性同士がけんかをするような大声で騒ぎに気付いた。窓から外を見ると血だらけの男性が倒れており、外に出て声をかけたが意識がなかった。近くに別の男性も背中を刺されて倒れていた」と話した。

 現場は名鉄小牧線味鋺駅から西に約2キロの住宅地。【井口慎太郎、高井瞳、川瀬慎一朗】

毎日新聞 6/25(火) 0:51
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