https://www.bbc.com/japanese/48796029

マクドナルドで寝る男の写真を投稿、恥をかかせるつもりが…… アメリカ
31分前
2019/06/28
ジョージ・ピアポイント記者、BBCニュース

アメリカのマクドナルドで座席に体を横たえて寝ていた男性の写真が最近、ソーシャルメディアで急速に拡散された。ただ、おそらく最初に意図された目的とは違う意味をもつようになっていた。

この写真は、ジョージア州ファイエット郡のマクドナルドで撮影された。

当初、「これだから(中略)ファイエットヴィルから引っ越したくなる」との説明とともに、フェイスブックに地元の話題として投稿された。

投稿した女性は、「街の中心部のマクドナルドにいたら、座席で寝ているこの男を見た。座席で寝ている人がいると従業員に言いに行くと、彼女の反応は『ええ、知ってます、ははは、いいんです』だった。私は『よくなんかないけど、まあ知らない』と言った」と書き、怒りを表す絵文字で文章を締めくくった。

ところが、男性はホームレスで、実はこのマクドナルドで1日2シフトを働いていて、シフトとシフトの間に休息を取っていたことが判明。すると地元ファイエットヴィルで、男性をあざけるのではなく、支援しようという声が高まった。

母親を失い生活苦に

地元テレビWSB-TVの記者マット・ジョンソン氏が、男性はサイモン・チャイルズ氏(21)だと突き止めた。チャイルズ氏は、母親が最近亡くなり、生活苦に陥ったと説明した。
さらに、幼い息子の子育て中で、家族を養うのに苦労していると話した。
チャイルズ氏はWSB-TVに、「自分の写真が出ているのはちょっと傷ついた」と述べた。
「悪く書かれて、誰も気にしていないんじゃないかと思っていた」
(リンク先に続きあり)

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