ソフトバンクが完全データ定額プラン発表の前触れと受け取れる動きを見せています。詳細は以下から。

ソフトバンクが自社サイトでなく、プレスリリース配信会社経由で発表した調査結果によると、同社は2019年3月に、10〜60代の大手3社でスマホを契約しているユーザーに「スマートフォンの通信利用に関する実態調査」を実施したそうです。
これは全国1200人を対象にスマホの利用状況と速度制限にまつわるアンケートを行ったもので、約4割がパケ死ならぬ「ギガ死」を経験しており、約14人に1人がほぼ毎月ギガ死しているとのこと。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/5/6/56a3d_1302_5a56cbfdfbdcd0a4709d5f6b3e1dc6dd.png

特に九州・沖縄ではギガ死の経験が54.3％と地域別で唯一の過半数超えを記録。原因として動画配信サービスやテザリングの影響が大きいことが挙げられています。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/c/7c71e_1302_f28367d26417312a2889e6a5ee445fb4.png
テザリングの利用動向。毎月速度制限を体験する人ほど、利用している傾向にあります。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/b/8/b8645_1302_959b4c62812e3f892934b77990b46828.png
なお、頻繁にギガ死する人ほど月間15〜20GBなどの大容量プランを契約する傾向にあるものの、今の契約プランには満足しておらず、「今より容量の大きいプランにしたい」と考えていることも明らかに。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/f/dfe25_1302_33d30343815f808a2c446ad0ffcf8979.png
ギガ死した場合のフラストレーションも突出しています。

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/5/45f33_1302_b6995b1008ff6fbd5e8c8d2f3a6264de.png
「動画やテザリングでギガ死する人たちが思いのほかいて、ストレスを溜めているようです」という内容となったソフトバンクの調査結果。
いつものように「ギガ死」というキャッチーなフレーズを用意していることからも、今回の調査結果を使って「ギガ死を防げる完全データ定額プランを作りました。これでストレスはありません！」と言うための布石としか思えません。
わざわざテザリングに言及しているあたり、20GBの上限を設けた「auデータMAXプラン」に対抗する気満々のように思えますが、「動画もテザリングも完全定額」となるのかどうかが気になるところです。

https://news.livedoor.com/article/detail/16689916/
2019年6月28日 7時5分 BUZZAP！