九州南部を襲う災害級の大雨。

気象庁は、緊急会見で総雨量が2018年7月の西日本豪雨を上回る可能性があると発表。

さらに、大雨特別警報についても言及した。

気象庁予報部予報課の黒良龍太主任予報官は、「自らの命は自らが守らなければならない状況が迫ってきていることを認識し、早めの避難を行っていただきたく」と述べた。

2日午後2時、気象庁が行った緊急会見。

その中で、九州を中心に降り続く大雨について、驚くべき見通しが示された。

黒良龍太主任予報官は、「3日昼前から4日にかけては、ところによっては24時間雨量が、平年の7月1カ月分の雨量を超える記録的な大雨となるおそれがあります」と述べた。

さらに気象庁は、ところによっては、総雨量が2018年の西日本豪雨を上回る可能性も示唆した。

降り始めから5日目、大雨の影響は2日も。

鹿児島県の錦江町では、1時間に73mmの非常に激しい雨が降った。

至るところに落ちている石や砂。

降り始めからの総雨量が、2日午後2時までに800mmを超えた宮崎・えびの市では、長期間降り続いた雨で、地盤が緩み始めている。

鹿児島市では、土砂崩れが発生。

土砂は、住宅を直撃していた。

破壊された玄関。

建物は、土砂の勢いで反対側の崖ぎりぎりまで押し出されたが、けが人はいなかった。

被害は、鹿児島市にある世界遺産にも及んだ。

江戸末期、薩摩藩が木炭を生産していた炭窯。

4年前に、明治日本の産業革命遺産として、世界遺産に認定されたが、土砂崩れにより、ほぼ全壊してしまった。

降り始めから、329.5mmの雨が降る、宮崎・串間市では、地滑りが起きたのか、山肌の土が見えている山もあった。

この裏山近くに住む、岡山武志さんに話を聞くと、「10年くらい前に1回土砂が崩れて」と話した。

住居の裏では、連日の大雨の影響で、裏山の排水パイプからは水が流れ出ていた。

岡山武志さんは、「これ以上降ったら危ないとか、ちょっと崩れるかなって」と話した。

岡山久美子さんは、「たまたまこの防災リュックをもらったから。母がいるので、母を連れて出ないといけないんでね」と話した。

気象庁は2日の会見で、3日、大雨特別警報が出る可能性を問われ、「大雨特別警報の可能性はゼロではありませんが、特別警報を待つことなく、身を守る行動をとっていただきたい」と話した。

2019年7月2日 火曜 午後5:39
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