漫画「北斗の拳」の人気キャラクター・ラオウが愛馬「黒王号」にまたがった等身大フィギュア(台座も含め高さ3・6メートル、幅4・1メートル)が2日、倉吉未来中心(鳥取県倉吉市駄経寺町)のアトリウムに設置された。20日に円形劇場くらよしフィギュアミュージアム(鍛冶町1丁目)で始まる企画展「KAIYODO北斗の拳フィギュアワールド」の展示の一環で、開幕に先駆けて運び込まれた。

ラオウが役場を支配 四万十の町、「北斗の拳」の世界に
 北斗の拳は1983〜88年に週刊少年ジャンプで連載された。企画展はミュージアムの開館1周年記念事業として、フィギュア制作大手・海洋堂(大阪府)の協力を得て9月23日まで開催。海洋堂の北斗の拳歴代フィギュア、主人公ケンシロウと恋人ユリアの等身大フィギュアや、再現ジオラマ、複製原画など少なくとも100点以上の展示を予定している。期間中は、円形劇場から白壁土蔵群周辺、ラオウと黒王号を設置した未来中心を広く周遊してもらう計画だ。

 3〜6月には高知県四万十町の「海洋堂ホビー館四万十」で企画展「北斗の拳フィギュア列伝」が開かれ、町役場にラオウと黒王号のフィギュアが飾られた。ラオウと黒王号は町役場から10トントラックで運ばれ、円形劇場のスタッフらが10人がかりで慎重に設置。設置が終わると、香港からの観光客が早速記念撮影し「エキサイティング」と話していた。

 企画展は高校生以上600円(常設展とセットは1200円)、小中学生300円(同600円)。(斉藤智子)

斉藤智子
2019年7月3日10時30分
https://www.asahi.com/articles/ASM723V5TM72PUUB00D.html