去年、ニュースで紹介した「ブルースハープの達人」の女子中学生が、このほど全国コンテストで念願の優勝を果たしました。将来はプロを目指したいと、さらに意欲を燃やしています。

長野県青木村の中学2年生、富沢昊さん。ブルースハープの腕前は既に達人の域です。ブルースハープはハーモニカの一種。10個の穴が開いていて1つの穴を「吹いて吸って」2つの音を出します。音の低いものから高いものまでキーが違うブルースハープがあり、曲に合わせて使い分けます。昊さんが始めたきっかけは・・・。

(富澤昊さん)「小学校2年生のときに、村にハーモニカのグループが来てブルースハープ吹いてくれて。すごい、やりたいと思って」

すぐに両親にブルースハープを買ってもらいました。

(富澤昊さん)「(両親から)やるなら毎日やれと、毎日練習してうまくなろうと」

メキメキ、上達していった昊さん。音楽好きだった両親とバンドも結成しコンサートも開くまでに。

(観客)「すごかった、迫力が」

去年は、NBSのスタジオでも演奏を披露してもらいました。あれから1年余り。さらに腕前を上げ、6月、世界ハーモニカ連盟日本支部のコンテストに出場。これが3回目の出場で、過去、「特別賞」を受賞しており、今年は「優勝」を狙っていました。

(富澤昊さん)「今まで色んな人に応援してもらったので、恩返しの気持ちも込めて」

結果は・・・

「優勝はエントリーナンバー4番」

(富澤昊さん)「やったー」「行く前から優勝狙っていたので」

(父・賢さん)「一安心・・・」

(母・香子さん)「(2位の発表で)もうここで出てと。何も呼ばれないのはつらいから。1位で、“やったー”」

13歳での優勝は史上最年少だそうです。「日本一」に輝いた昊さん。今後の目標は?

(富澤昊さん)「優勝したので、さらに技術アップさせて、応援してくれる人たちに自分の演奏が届くように頑張りたい。プロは目指しています」

両親は強制はせずに、大好きなブルースハープを楽しく続けてほしいと思っているそう。

2019年7月3日 水曜 午後9:35
https://www.fnn.jp/posts/2019070300000007NBS/201907032135_NBS_NBS