「勝者が処理に困る」ので「敗者は千羽鶴託さないで」!?
県高野連通知に戸惑う球児ら

 千羽鶴を敗者が勝者に託すことを禁止する――。
161校が参加し、6日開幕する第101回全国高校野球選手権兵庫大会
(県高野連など主催)で、県高野連は、マネジャーらが勝利を願って作った
千羽鶴などの「お守り」をチーム間で受け渡すことを初めて禁じる。
勝ち進むにつれ、千羽鶴の数が増えるため「もらったチームが処理に困る」と
いうのが理由だ。選手たちの間には「負けたチームの思いも背負って戦うのが
高校野球」と戸惑いもあり、議論を呼びそうだ。

 「試合後に千羽鶴などを受け渡すことを禁止します」。6月25日に兵庫県明石市の
明石市民会館で開かれた組み合わせ抽選会で、県高野連の担当者が通知した。
各校の主将と引率の教員らは表情を変えることなく静かに聴き入った。
参加校宛ての連絡事項をまとめた書面にも「試合後、千羽鶴等の物品を
相手チームに渡すことは禁止します」と明示した。

 県高野連の説明では、勝ち進むごとに託される千羽鶴が増え、一部の指導者から
「うれしいが、正直なところ処理に困る」との声が上がっていたという。
内部で協議した結果、やむを得ず禁止したというが、過去に千羽鶴の受け渡しを
巡るトラブルが起きたわけではなく、選手やマネジャーたちの意見を聞いたのでも
ないという。県高野連は生徒らの理解は得られたとみているが、
もし受け渡しがあれば、部長や監督を注意するという。

(以下、ソース元にてご確認ください)


毎日新聞(7/5(金) 17:13配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00000034-mai-base