砂川市の農業用ハウスで、収穫間近のミニトマト100キロあまりが盗まれているのが見つかりました。周辺では去年もミニトマトが盗まれる被害が4件相次いでいて、警察は窃盗の疑いで捜査しています。

ミニトマトが盗まれたのは、砂川市北吉野の農家、長瀬義孝さん(56)の農業用ハウスです。
長瀬さんや地元の農協によりますと、今月5日の午前4時ごろ、長瀬さんが作業のため13棟ある農業用ハウスのうちの1棟に入ったところ、2列分のミニトマトがすべてなくなっているのに気づきました。

ミニトマトは収穫間近で、盗まれたのはあわせて100キロあまり、被害額はおよそ10万円に上るということです。
何者かがハウスに侵入したのは今月4日の夜から翌日の早朝にかけてとみられ、ハウスのまわりには鹿よけのための電気柵が設置されていましたが、電源を切った上で出入りした形跡があったということです。

周辺では、去年もミニトマトが盗まれる被害が4件相次いでいるということで、警察は窃盗の疑いで捜査するとともに、周辺をパトロールをするなど警戒を強めています。
被害にあった長瀬さんは「収穫が始まったばかりで盗難対策をしていなかった。このようなことは2度とやめてほしい」と話していました。

07月09日 18時28分
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190709/7000011745.html
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