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「女性と2人きりはダメ」、米州議員が女性記者の取材拒絶 トラブル回避で妻と約束
2019年07月12日

アメリカ・ミシシッピ州知事選に立候補している、共和党のロバート・フォスター同州下院議員(36)が、選挙活動の同行取材を希望する地元メディアからの申し入れを、担当記者が女性だという理由で拒絶していたことが、9日わかった。妻以外の女性と2人きりにはならないと決めていると言い、男性スタッフを同行させない限り応じられないとしている。

地元メディア「ミシシッピ・トゥデイ」のラリソン・キャンベル記者(40)によると、フォスター議員の選挙活動を同行取材するため、選挙用車両に15時間「同乗」できないか申し入れた。しかし、自分が女性であるとことを理由に拒否されたという。

異性と2人きりにならない

フォスター議員は、自分の結婚生活にいかなる疑惑も生じさせたくないため、用心した上での判断だったと釈明。CNNに対し、「これは私の選挙トラックだ。私の選挙トラックの中では、私のルールに従って我々は行動している」と述べた。さらに、自身の宗教や信仰について語った。

自分の妻ではない女性と2人きりで過ごさないとしていた、アメリカのキリスト教福音伝道師の故ビリー・グレアム氏や、妻以外の女性と2人きりで食事はしないというマイク・ペンス米副大統領を引き合いに、フォスター議員は、異性と2人きりにはならないと妻に誓っていると明かした。

フォスター議員はツイッターで、「妻と私は、我々の結婚生活に疑念を生じさせたり、損なわせる恐れのある、いかなる状況も回避するという、『ビリー・グレアム・ルール』に従うという誓いを立てた。このような考え方をしていないキャンベルさんには申し訳ないが、私の決断は妻への敬意を表してのものだ」と説明した。
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共和党のロバート・フォスターミシシッピ州下院議員(左)は、ラリソン・キャンベル記者(右)の15時間におよぶ「同乗取材」を拒絶した
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