https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47361880V10C19A7I00000/

米イランに対話呼び掛け 仏独英、核合意維持へ声明
2019年7月15日 3:07



【パリ共同】フランス、ドイツ、英国の首脳は、イラン核合意から4年となる14日、共同声明を発表し、合意崩壊の恐れに懸念を表明、米国とイランに対し「緊張を高めることをやめ、対話を再開する方策を探るときだ」と呼び掛けた。

声明は、米国が科した制裁とイランが合意に基づく義務の一部履行を停止したことで合意が崩壊する危険性が相当大きくなっていると指摘し「全当事者がいったん立ち止まり、自らの行動がもたらしうる結果を予想する必要がある」と訴えた。

また3カ国は合意を維持する意向を改めて表明し、継続はイランによる全面的な義務履行にかかっていると強調。一部履行停止の決定を撤回するよう促し、合意当事国による合同委員会などを用いて対話の可能性を探り続けると表明した。

〔共同〕