アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで18日、33人が命を落とした放火事件。当日は、このスタジオでNHKの番組取材が予定されていたという。

 NHKのウェブニュースでは、容疑者とみられる男が警官数人に確保された際の映像を配信。NHKの男性ディレクターは京都アニメーションへ向かっており、確保された瞬間にたまたま居合わせたという。

「この日は朝から来客があったため、専用カードを使って出入りするセキュリティーシステムを解除していたそう。さらにNHKの取材に備えるため、いつもより多くのスタッフがいた可能性も」(記者)

 また、死亡した33人のうち、19人は3階から屋上への階段で折り重なるように倒れていたという。

「ネット上では、タバコをポイ捨てする人がいるからという理由で数日前に屋上を施錠したという情報が出回っています。
いくつもの最悪な状況が重なっているため、犯人が『本当にスタジオの内情を知らなかったのか?』と疑う声が相次いでいます」(同)

 犯人は京都アニメーションの関係者ではないというが、あまりにも偶然が重なってしまった今回の事件。亡くなった33人のご冥福をお祈りするとともに、ケガを負った被害者の回復を祈るばかりだ。

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