警察庁によると、34人の死者を出した京都アニメーションの放火事件は、殺人事件の死者数としては平成以降で最悪となった。戦後でも最も死者が多いとみられる。

 多くの命が奪われる殺人事件は平成になってからも相次いでおり、2016年7月には、神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に元職員の男(殺人罪などで起訴)が侵入し、包丁などで入所者19人を殺害した。

 1995年3月の地下鉄サリン事件では13人が死亡、6000人以上が負傷。01年6月の大阪教育大付属池田小学校事件では、1、2年生の児童8人が男に刺されて殺害された。

 戦前では、岡山県津山市の旧西加茂村で1938年5月、当時22歳の男が村民30人を銃やオノなどで殺害した「津山事件」がある。

7/20 08:22 読売
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