泥棒の逮捕につながる情報に報奨金です。
住宅を狙った空き巣などの被害が全国最悪になっている愛知県警察本部は、事件解決につながる有力な情報を提供した人に1万円の報奨金を出す全国初の取り組みを始めることになりました。

愛知県では去年、住宅を狙った空き巣や忍び込みなど「侵入盗」の被害が2736件起きていて、12年連続で全国最悪となっています。
ことしも6月までの半年間に979件の被害が発生していて、愛知県警察本部は、事態の打開につなげようと、8月から、事件解決に結びつく有力な情報を提供した人に報奨金を出す、全国でも初めての取り組みを始めることになりました。
この取り組みは「住宅ドロボウ通報応援制度」と名付けられ、住宅を狙った空き巣や忍び込みなどの事件で、犯人や使われた車の特徴、防犯カメラの映像など、提供した情報が解決につながると、住宅メーカーなどでつくる防犯団体から1万円の報奨金が支払われます。
お盆の期間中は例年、被害が増える傾向にあり、愛知県警察本部は「被害を防ぐため、犯人の検挙に向けて少しでも多くの情報を集めたい。制度の導入をきっかけに地域の防犯意識の向上にもつなげたい」と話しています。

07月24日 19時29分
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190724/3000005847.html