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道内、大雨に警戒を 神恵内村では避難勧告
07/26 22:06 更新

 道内は26日、上空に前線が停滞して暖かく湿った空気が入った影響で、日本海側を中心に大雨が降った。27日朝まで大雨は続くとみられ、札幌管区気象台は、土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けている。

 気象台によると、26日午後9時までの24時間雨量は、後志管内神恵内村で142ミリ、同管内積丹町美国で85ミリを観測。神恵内村は大雨、洪水警報が出たため、村内全域に避難勧告を出した。午後10時現在、村内3カ所の避難所のうち神恵内中体育館には村民18人が避難した。同管内泊村は自主避難所を開設したが、同時刻で避難者はいない。

 道警交通管制センターによると、26日午後9時現在、土砂崩れの恐れなどのため、国道1路線1区間、道道7路線8区間が通行止めとなっている。

 大気の不安定な状態は27日午後6時ごろまで続き、24時間雨量は最大で日本海側で150ミリ、オホーツク海側と太平洋側で120ミリになる見通し。

 JR北海道は、27日の札幌―函館間などの特急列車2本と、快速・普通列車計16本の計18本の運休を決めた。(五十嵐俊介)