毎日新聞 2019年7月30日 08時39分(最終更新 7月30日 08時39分)

 成田空港近くの航空科学博物館(千葉県芝山町岩山)のリニューアル工事が終わり、29日、内覧会が開かれた。コンセプトは「見て、触れて、感じて、もっと空が好きになる空間を演出」で、航空機の最新型シミュレーターや270度の壁面パノラマビジョンを導入した。8月1日に開館する。

 同館は1989年開館で12億円かけてリニューアルした。新たに整備した付属棟にボーイング2機の操縦席を再現したシミュレーターを導入。離着陸や旋回の場面に合わせて操縦かんやレバー、ペダルなどの操作を体験できる。他に航空機の実物大の模型などを整備し、バリアフリー対応の展望台から空港の航空機の離着陸を眺められる。成田市の航空写真家、チャーリィ古庄さんが撮影した航空機の写真60枚も展示し、倒産したパンアメリカン航空(パンナム)やサベナ・ベルギー航空などの機体が並ぶ。

 入館料は、大学生以上を200円値上げして700円とし、中高生(300円)と4歳以上(200円)は据え置いた。各種体験には別料金が必要。【中村宰和】

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