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英語「書く・話す」の正答率は5割未満に 全国学力調査
有料記事
矢島大輔
2019年7月31日18時52分

 文部科学省は31日、全国の小学6年と中学3年を対象に実施した、今年度の全国学力調査の結果を公表した。中3で初めて出題された英語は「聞く・読む・書く・話す」の4技能のうち、「書く・話す」の平均正答率が5割未満だったが、地域ごとの正答率のばらつきはそれほど大きくなかった。文科省は「課題が明らかになった。今回をスタートに授業改善を進めていきたい」とし、3年後に再び英語の出題をする方針を示した。

 今年度の学力調査は4月に行われ、約212万人が参加した。英語のほか、毎年行っている国語と算数・数学も出題された。

 英語の「聞く・読む・書く」の問題の平均正答率は56・5%。技能別にみると、「聞く」が68・3%、「読む」が56・2%、「書く」が46・4%だった。「話す」は30・8%で、調査に加わった生徒数が異なるため、参考値とした。

 「書く」では、与えられた選択…
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