スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」を厳罰化した改正道交法が施行されるのに伴い、警察庁は18日、反則金を3倍程度に引き上げる改正道交法施行令案を公表した。違反点数も3倍になる。一定条件下でドライバーに代わってシステムが運転を担う「レベル3」の自動運転を可能とする同法の規定も施行されるため、自動運転に関する新たな違反行為の点数(2点)と反則金(普通車9千円など)を示した。

 今月22日から8月20日までパブリックコメント(意見公募)を実施。ながら運転は12月1日、自動運転は来年5月までの施行を目指す。施行令案は車やミニバイクを運転中に携帯電話で通話したり、スマホを注視したりする違反「携帯電話使用等(保持)」の点数を1点から3点に、通話や注視によって交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」は2点から6点に引き上げた。

2019.7.18 23:48 産経新聞
https://www.sankei.com/life/news/190718/lif1907180025-n1.html