アメリカで31日、切り立った崖の間を飛んでいた戦闘機が墜落し、近くにいた観光客7人がけがをしました。現場は訓練飛行する戦闘機などが間近で見られることから、人気SF映画にちなんで「スター・ウォーズ渓谷」として航空ファンなどに親しまれている観光名所です。

アメリカ海軍によりますと、西部カリフォルニア州のデスバレー国立公園で31日、戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットが墜落しました。

この事故で、飛んできた戦闘機の破片などで近くにいた観光客7人がやけどや切り傷などのけがをしたほか、パイロットの行方が分からなくなっていて、アメリカ海軍は軍用ヘリを現場に派遣して捜索に当たっているということです。

外務省によりますと、これまでに日本人が巻き込まれたという情報は入っていないということです。

現場はロサンゼルスから北に250キロほどの砂漠地帯で、切り立った崖の間を訓練飛行する戦闘機などが間近で見られることから、人気SF映画にちなんで「スター・ウォーズ渓谷」として航空ファンなどに親しまれています。

AP通信は「毎日のように訓練が行われ、パイロットの表情が分かるぐらい軍用機が近くを飛んでいる」と伝えていて、人気観光地の安全確保が課題となっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190801/k10012017891000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_015
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