白老町萩野の民家に野生のエゾモモンガが迷い込み、住人を驚かせた。

 住人の上出芳子さん(68)によると、居間のストーブの煙突の中からガサゴソと音が聞こえたため、1日に煙突を外したところ、エゾモモンガがいたという。喉が渇いていたのか、水を小皿に入れて差し出すと、おいしそうにごくごくと飲んだ。

 家の裏に雑木林が広がっており、林に生息するエゾモモンガが飛膜を広げて屋根へ滑空し、煙突から入り込んだらしい。

 普段は樹上で過ごし、夜行性で警戒心が強いため、ほとんど目にすることができない野生動物。生態も詳しく知られていない。上出さんは「家の中を走り回ったり、かわいくてね。でも野生の生き物だから」と言い、そっと林に帰した。
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