https://www.newsweekjapan.jp/rochelle_k/2019/08/we-are-so-sorry-for-the-inconvenience.php

この「お手数」からはじまる文章は、訳せなくてもいいです。混乱を招くだけです。

― ロッシェル・カップ (@JICRochelle)
●お手数をおかけしますが、上記の通りお願い致します。 We are so sorry for the inconvenience. Thank you very much for your cooperation.

これは九州で泊まったホテルの部屋の中にあったもの。夜の間、フロントデスクの内線番号が変わるというお知らせです(小さなホテルでしたので、夜はワンマン体制だったようです)。

日本語では、「お手数をおかけします」といった表現を使うことは礼儀の1つです。しかし、英語に直すと、それが過剰になる可能性があります。この英語を見る人は、違った内線番号を使うことがどんなinconvenience(手数)なのか、想像できないかもしれません。また、so sorryはとても強い言い方で、そんなに謝る必要があることなのかとも思われてしまいます。

そのため、ここで推薦したいのは、We are so sorry for the inconvenience.を完全にカットすることです。Thank you very much for your cooperation.だけでも丁寧さを示すには十分なはずです。

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観光ブームの最前線に立つホテルで働く皆様、日頃より外国人旅行客への対応、本当にありがとうございます。この記事での指摘が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。