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テクノロジー
2019年8月6日 / 18:54 / 44分前更新
グーグルが16年大統領選で「違法行為」、トランプ氏が主張
Reuters Staff

[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、ツイッターで、大手情報技術(IT)企業アルファベット(GOOGL.O)傘下のグーグルが2016年の大統領選挙で自身に不利となる話を拡散するために「違法行為」を行ったと非難した上で、同社の動向を注視していると述べた。

具体的な違法行為には触れなかった。また同社と中国との協力関係も問題だと強調した。

グーグルの広報は電子メールで声明を発表し、「政治的な偏りに影響されずプロダクトを作り、そうした指針を施行するため尽力している」と強調。「政治目的のために(検索)結果をゆがめることはグーグルの事業を阻害し、すべてのユーザーに有益なコンテンツを提供するというわれわれの使命に反する」とした。

ホワイトハウスからのコメントは得られていない。

グーグルを巡っては、同社に中国のスパイが潜入している可能性があるなど、中国政府との協力関係が取り沙汰されているが、同社はそうした事実はないと否定している。

トランプ大統領は先月、グーグルのサンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)と会談。ムニューシン財務長官はその後、グーグルと中国との協力が「極めて限定的」との確信を得たと述べている。