住宅の物置に侵入しタイヤ4本を燃やしたとして、7日に逮捕された野沢温泉村の村議会議員が8日送検されました。容疑を否認しているということです。

検察庁に身柄を送られたのは野沢温泉村の村議会議員・富井走一容疑者67歳です。富井容疑者は2016年9月、村内の住宅の物置に侵入し、タイヤ4本を燃やした器物損壊などの疑いです。警察によりますと、現場周辺の防犯カメラや聞き込みなどから容疑者を特定したということです。

(村民)「信じられない」

(村民)「行動派(の議員)だったし、半信半疑のところです」

一方、近所の住民からはこんな話も。

(近所の住民)「(事件前)どこかの飲み屋で(富井容疑者と被害者が)言い合いになったみたいな話を聞いた」

警察の調べに対し、富井容疑者は容疑を否認しているということです。

逮捕を受け、村議会は緊急の全員協議会を開き、対応を協議しました。

(野沢温泉村議会・西方功文議長)「本人は全く身に覚えがないという事で弁護士と話をしているということ。現時点では議会の方で辞職勧告とかのつもりはない」

村議会は、今後の推移を見守りながら対応を検討するということです。

村では去年11月に住宅を焼く火事があった他、今年4月にも民宿の押し入れや鶏小屋が焼ける不審火が相次いでおり、警察は関連を含め調べています。

2019年8月8日 木曜 午後9:38
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