10日夜に東京で開かれた「神宮外苑花火大会」で、打ち上げ花火が地上付近で破裂し、観客1人が軽いけがをしました。

10日午後8時ごろ、東京・新宿区で開かれた「神宮外苑花火大会」で、打ち上げられた花火1発が上空で破裂せずに、神宮球場の近くに落ちました。

警視庁によりますと、花火は地上付近で破裂し、近くにいた観客の男性1人が軽いけがをしました。男性は待機していた救急隊員の手当てを受けたということです。

「神宮外苑花火大会」は、毎年およそ1万発が打ち上げられる人気の花火大会で、事故のあとツイッターには「近くで爆発して死ぬかと思った」、「本当に怖かった」といった書き込みや、動画の投稿が相次ぎました。

警視庁は花火大会の関係者から話を聞くなどして、当時の状況について調べています。

「地上近くで破裂 怖かった」
午後8時すぎに神宮球場の近くで撮影された動画では、突然、近くで大きな破裂音がしたあと、花火を見ている観客の頭の上を花火が通過し、観客が頭に手をやったり、身をかがめている様子が映っていて、悲鳴も上がっていました。

撮影した女性は「球場の方向から花火が飛んできて、地上の近くで破裂したので、周りの人たちは地面に伏せていました。とても怖かったです」と話していました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190810/k10012031411000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001