https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190813/k10012033681000.html

13日朝、岩手県釜石市の県道で86歳の男性がランニングをしていたところ、クマに襲われ、顔や足などにけがをしました。

13日午前7時前、釜石市釜石の県道のトンネル付近で、市内に住む藤崎文男さん(86)が1人でランニングをしていたところ、クマに襲われました。

警察によりますと、藤崎さんは前方に子グマがいるのを見つけた直後に、道路の右側から出てきた親とみられるクマに襲われ、
顔や右太ももをひっかかれたということです。

クマはその後、現場から立ち去り、藤崎さんは病院に駆け込んで手当てを受けましたが、命に別状はないということです。

現場はJR釜石駅から北西に1キロ余り離れた山林を通る県道で、クマの目撃情報が多い地域だということです。

岩手県内ではことしに入ってから12日までにクマに襲われてけがをした人が12人に上っていて、去年の同じ時期よりも3人多いということです。

ことしはクマの餌となるブナの実が不作で、餌を求めて人里近くまで下りてくるクマが増えているということで、
釜石市はクマの出没に注意するよう呼びかけています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190813/K10012033681_1908131805_1908131818_01_02.jpg