UV照射でみかん腐敗抑える技術

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190819/3030003807.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

みかんに紫外線をあてることで、腐敗を抑える技術を県の研究機関などが開発し、
海外に輸出する際にみかんを長もちさせる対策として期待が集まっています。

静岡県では特産のみかんを海外に輸出する取り組みを進めていますが、
長期間保存すると腐ってしまうことが課題となっていました。
こうした中、全国の研究機関が進めている研究で、一部の果物については
表面に紫外線をあてることで、腐敗を抑える効果があることが分かっています。

このため県の農林技術研究所は、和歌山県の雑賀技術研究所と共同で、
みかんにも効果があるか調べるとともに、照射装置の開発を進めてきました。
そして、開発した装置を使ってみかんに数秒程度、紫外線をあてると、
腐敗を抑える抗生物質が発生することが分かったということです。

紫外線をあてたみかんと、あてていないみかんを室温で1か月間保存して比べたところ、
紫外線をあてていないみかんは4割が腐ったのに対し、あてたみかんで腐ったのは2割にとどまったということです。
静岡県農林技術研究所は
「これまでの研究で見た目や味に影響しないことも分かっているので、
海外輸出などの課題解決として実用化に向けて検証を続けていきたい」としています。

08/19 10:00