発掘された「丁銀」を初展示

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190821/5080003684.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

唐津城跡の発掘調査で見つかった江戸時代の高額貨幣「丁銀」など、
上級武家の暮らしぶりがわかる出土品を紹介する企画展が、唐津市で開かれています。

この企画展には、唐津藩の上級武家の屋敷があった場所で、おととし、
建物の建て替えにともなって行われた発掘調査で見つかった出土品50点が、展示されています。

中でも、17世紀に鋳造された江戸時代の高額貨幣「丁銀」は、長さがおよそ10センチ、
重さが160グラム余りの大型貨幣です。
当時、武家や商人による大口の取引で使われていた丁銀が大都市だけではなく、
西日本の中規模の藩でも使われていたことを示すもので、発掘調査で見つかったのは
全国で5例目、九州では、初めてとみられています。

また、18世紀ごろにつくられた塩を入れる焼塩壺も十数個見つかり、
上級武家が当時、貴重で高価だった塩を使う財力があったことがわかります。
このほか、武家の家紋が入った瓦や、当時使われていた唐津焼の器や瓶なども展示されています。

唐津市教育委員会 生涯学習文化財課の美浦雄二さんは
「今回の発掘調査では、江戸時代の大変貴重な丁銀や、武家の暮らしがわかる
資料が出土したので、ぜひ見に来てほしい」と話していました。

企画展は、唐津市の末盧館で来月29日まで開かれています。

08/21 09:55