>>125
いいえ違います。ロシアには宇宙開発の偉人が二人いて、彼らのお陰でソ連はアメリカを先行できたのです。

<ロシアの宇宙開発を牽引した二人の偉人>

◆コンスタンチン・ツィオルコフスキー
1903年に発表した彼の代表的な論文である『反作用利用装置による宇宙探検)』の中で人工衛星や宇宙船の示唆、多段式ロケット、軌道エレベータなどの考案や、宇宙旅行の可能性としてロケットで宇宙に行けることを証明した業績から「宇宙旅行の父」と呼ばれる。

◆セルゲイ・コロリョフ
1957年に世界最初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げ、1961年には世界初の有人宇宙飛行としてユーリイ・ガガーリンを宇宙に運んだ。
アメリカのヴェルナー・フォン・ブラウンと並ぶ米ソ宇宙開発競争の双璧を成した人物である。

ちなみにドイツのV2ロケットの技術者の大半はアメリカに連れて行かれました。その証拠にV2ロケットとソ連のロケットは構造が全く異なっているのです。

実際、アメリカには出来ないオリジナリティでロシアは宇宙開発の歴史に数々の記録を残しました。

・世界初の人工衛星「スプートニク」 
・世界初の有人宇宙飛行「ガガーリン」 
・世界初の宇宙遊泳「レオーノフ」 
・世界初の女性宇宙飛行士「テレシコワ」 
・世界初の宇宙ステーション「サリュート」 

有人の月面探査ではアメリカに先行されたものの、最初に月に到達したのはロシア(旧ソ連)の「ルナ2号」であり、続く「ルナ3号」では初めて月の裏側を撮影、「ルナ9号」では軟着陸を成功させています。
「ルナ17号」では史上初めて他の天体の上に到着した遠隔操作可能なロボットである「ルノホート1号」で無人の月面探査を行っていました。

そして、いまもなお世界の宇宙開発をリードするロシア。

国際宇宙ステーション(ISS)の運用はロシア抜きでは成立しません。ロシアの「ソユース」がないと宇宙飛行士の輸送ができないのはもちろん、高度を維持するためのリブーストもロシア側のモジュール「ズヴィズダー」でしか行えないのです。
つまり、ロシアが抜けるとISSは地球に落ちるのです。

そもそも、ISS計画自体がロシアの「ミール2」にアメリカが便乗したのが始まりなのだから仕方ありませんが(笑)