ブドウ糖は、ヒトを含む動物が活動するための主要なエネルギー源だ。
血糖値が下がりすぎると動けなくなりそのまま死んでしまうので、
一定レベルの血糖値を維持することは死活問題だ。

血糖値が一定値より下がると、脳の空腹中枢が活性化して空腹感を感じ、
食物を食べようとする。
食物を食べて血糖値が一定値を上回ると、満腹中枢が活性化して
体にもう食べなくて良いと指令を出す。

砂糖・ブドウ糖・果糖等、食べればすぐに血糖値が上昇するものは
口に甘く感ずるようになっている。
人工甘味料は同じように甘く感ずるが、食べても血糖値が上昇しない。
人工甘味料入りの飲み物を繰り返し飲んでいると、体がそれに適応して
空腹中枢・満腹中枢の作動閾値が高血糖側にずれてしまう。
その結果、食事摂取量が増えて、人工甘味料を使ったのに逆に太ってしまうという結果になる。