「メダカすくい」水槽泳ぐ絶滅危惧種 環境考えるきっかけに

 メダカすくいが25日、滋賀県長浜市北船町の商業施設「えきまちテラス長浜」で催され、子どもたちが紙を張った網を手に、水槽を泳ぐメダカを慎重に追った。

 淡水魚の保護活動を行う近江淡水生物研究所(長浜市)が、淡水魚に親しんでもらおうと企画。卵から繁殖させた体長2〜3センチのメダカ300匹を用意した。親子連れらがポイと呼ばれる道具で、紙が破れないようゆっくりとすくい上げ、獲った数を競い合った。

 同研究所の向田直人代表は「比較的、生命力のあるメダカですら絶滅危惧種になっている。人や生物が暮らす環境を考えるきっかけにしてもらえたら」と話していた。

ポイを慎重に動かしてメダカをすくう子どもたち(長浜市北船町・えきまちテラス長浜)
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2019年08月26日 09時19分 京都新聞