過去最大、総額105兆円台も=社会保障、国債費増−20年度概算要求
8/28(水) 20:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00000131-jij-pol

 国の2020年度一般会計予算の概算要求総額が104兆円台後半から105兆円に達する見通しであることが28日、分かった。

 少子高齢化に伴う医療・年金や子育てなど社会保障費の増加に加えて、国債の元利払いに充てる国債費が膨らみ、過去最大だった19年度の102兆7658億円を上回ることは確実だ。

 各省庁からの要求総額が100兆円を突破するのは6年連続。年金などの社会保障費は、19年度予算(32兆5000億円)に、高齢化に伴う自然増5300億円を加えた額が基準。厚生労働省の要求は年金制度の運営12兆1260億円、医療保険制度における国庫負担11兆8599億円、介護3兆3342億円などで既に基準額に迫っており、厳しい折衝が予想される。

 財務省の要求では、国債費を19年度要求額から3872億円上乗せし、24兆9746億円とする方針だ。