https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190830/k10012056031000.html

油混じりの水で孤立の病院 排水急ぎ30日中の解消目指す 佐賀
2019年8月30日 4時20分大雨 被害

大雨の影響で工場から油が流出した佐賀県大町町では依然として病院や多くの住宅などが油の混ざった水につかり、孤立している地域もあります。国土交通省は排水用のポンプを使って排水を急いでいて、30日中の孤立状態の解消を目指しています。

国土交通省武雄河川事務所は、大雨の影響で油が流出した佐賀鉄工所大町工場から南東方向におよそ1キロ離れたところにあり、孤立した状態となっている福母地区の順天堂病院などの水位を下げようと、排水ポンプを11台設置して水を川に排水する作業を続けています。

排水ポンプは1秒間に50立方メートルの水をくみ上げる能力があり、国土交通省九州地方整備局はポンプで排水を進めて30日中に水位を20センチから30センチほどにまで下げ、孤立状態の解消を目指すとしています。

国土交通省武雄河川事務所は「孤立した状態を一刻も早く解消するために作業を進めたい」としています。

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